北海道の花

北海道の夏を彩る花「ハマナス」とは?魅力や育て方をご紹介!

鮮やかな色彩が魅力的!ハマナスの見頃はいつ?

まずはハマナスとは一体どんな花なのか?という点について解説していきたいと思います。

ハマナスはバラ科の落葉低木で、東アジア温帯から冷帯に

かけて広く分布しており、開花時期は4月から7月で、
白、赤、ピンクの香り豊かで美しい花を咲かせます。

日本では北海道や東日本の日本海側でその姿を見ることができ、
昭和53年には北海道の花として認定されました。

雪のイメージが強い北海道ですが、海岸沿いにはハマナスという
色鮮やかな南国風の花がたくさん咲き誇ります。

知床旅情という歌にも登場するこのハマナスは、北海道の花にも
指定されており、4〜7月頃、寒い地域だと6月〜8月にかけて見頃を迎えます。

海岸の砂浜に自生することが特徴で、実はちょっと酸っぱく
梨に似ているということから「ハマナス」と
名付けられたんだそうです。
(訛りで「ナシ」が「ナス」に変化したようで、野菜の「茄子」が由来ではないようです。)

ハナマスの花言葉は

・見栄えの良さ
・照り映える容色
・豊かな香り
・あなたの魅力に惹かれます
・悲しくそして美しく
・旅の楽しさ

なんだそうです。

見頃の時期になると次から次へと開花しますが、その花の命はわずか1日となっており、
そのことからも「悲しくそして美しく」といった花言葉が存在しています。

しかし、「あなたの魅力に惹かれます」や「照り映える容姿」
といった相手を褒める意味の花言葉も存在するので、
誕生花として贈っても問題ありません。

ハマナスの利用について

ハマナスは花自体の美しさもさることながら、
様々な効能があるため多種多様な製品に活用されています。

例えば、ハマナスの実はジャムや果実酒、ローズヒップティーの
材料として使用されています。

ハマナスの実はビタミンCやミネラルなどの
栄養素を豊富に含んでいるので、美容や健康にも効果的です。

また、花びらの部分には精油を含んでおり、
アロマなどに使用されています。

ハマナスの香りにはリラックス効果があるため、
ゆったりと落ち着いた時間を過ごしたい時などにしようするといいでしょう。

その他、中国では蕾の部分を乾燥させて玫瑰茶(まいかいちゃ)
というお茶にすることもありますし、
根の部分は染料として活用することが可能です。
幅広い用途に使用出来るのはハマナスの大きな魅力ですね。

観賞用としてハマナスを自宅で育てる方法

ハマナスはバラ科の植物ということもあり、棘が多く
自宅で育てる方は少ない傾向にあります。
しかし、寒い所や海辺などでも育つといった特徴もあり、
土質も選ばないため、初心者の方でも育てやすいです。
ポットで苗を購入する場合は、休眠期に植え付けを行いましょう。

風通しと日当たりが良い場所に植えるのがおすすめですが、
暑さや湿気に弱いので気温の高くなる地域などでは
西日が当たらないようにするなど、工夫が必要です。
害虫は少ないですが、カイガラムシやハダニに注意しましょう。

北海道のハマナス観光地はここ!

北海道の花に認定されるだけあって、ハマナスは北海道の
各所で見ることができ、観光名所にもなっています。

次は、北海道のハマナス観光地として代表的な場所をご紹介していきます。

1:春国岱

北海道根室市にある春国岱は、数千年をかけて推積した砂の上に様々な植物が生い茂った珍しい島で、「奇跡の島」とも呼ばれています。

同時に、国内でも最大級のハマナスの大群落としても有名です。

2:はまなすの丘公園

北海道石狩市にあるはまなすの丘公園は、その名の通りハマナスの群生地として有名です。

開花時期は6月~7月頃となっており、シーズン中はハマナスの美しさと石狩浜の心地良い風を楽しむために散策に訪れる方も多いのだとか。あなたもぜひ一度お越し下さい!

3:知床岬等

北海道知床市もハマナスの群生地として有名で、7月~8月ほどに開花します。

知床岬に咲いたハナマスを遊覧船に乗って鑑賞することも出来ますので、一度は立ち寄ってみたいですね。

まとめ

今回は北海道の花であるハマナスについてご紹介させていただきました。

見た目の美しさや豊かな香りだけでも十分に楽しめる
ハマナスですが、実や花、根に至るまで様々な面で
活用出来る実用性も魅力的で、本当に無駄がない植物と言えます。

ハマナスは冷涼な気候を好む植物ではありますが、
四国や九州でも栽培することが出来ますので、自宅で育ててみるのもいいかもしれませんね。

ただしその際は、枝の部分にあるトゲに注意しましょう!

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