北海道と言えば美味しい物が多いというイメージを抱いている方は多いと思います。
夕張メロンを始めとして、各種乳製品や海の幸、
じゃがいもなどの農産物などなど挙げ始めれば枚挙に暇がなく、
旅行に行った際などはお土産選びに苦労するという方も少なくないのではないでしょうか?
今回はそんな方にオススメな、古くから北海道で愛されている
名物スイーツ「わかさいも」についてご紹介していきたいと思います。
北海道の銘菓・わかさいもとは?
わかさいもというのは株式会社わかさいも本舗が製造しているお菓子で、
北海道洞爺湖温泉の名物となっています。
わかさいもは「サツマイモが採れない土地で焼き芋を作りたい!」
という思いから開発された商品で、その見た目は「小さい焼き芋」
という風情ですが、中身は北海道の各種特産品から
作られており、サツマイモは一切使用されていないというのが特徴です。
わかさいもの魅力
1:厳選された大福豆を使用
わかさいもの主な原料は北海道洞爺湖の特産品である大福豆です。
大福豆は和菓子の材料としては定番ですが
、実は栽培に手間がかかる高級品。
その中でも、わかさいもに使われている大福豆は
特に厳選された一級品のみとなっていますので、
味の良さはもちろんのこと、焼き芋のホクホク感も
見事に再現してくれます。
2:昆布で焼き芋の筋を演出
焼き芋を食べると中にちょっと芋の筋がありますが、
「芋よりもいもらしく」を目指して作られたわかさいもは、
この筋の部分もしっかりと再現しています。
その筋の部分として使われているのが道南産の金糸昆布。
金糸昆布というのは昆布の芯を取って細かく刻み、
糸状にしたものなのですが、これが大福豆で出来た白餡に
ベストマッチ!ホクホクした食感の中に嬉しい歯応えをプラスしてくれます。
さらに、昆布は旨味成分であるグルタミン酸を豊富に含んでいますので、
その旨味が白餡の甘さをさらに引き立ててくれます。
3:表面に塗られた卵醤油の香ばしさ
わかさいもはこんがり焼かれた焼き芋の外観を
再現するために、表面に卵醤油を塗って焼き上げられます。
しかし、この卵醤油は単に見た目を似せるだけにあらず。
香ばしい香りが食欲をそそりますし、醤油の若干の塩気が
白餡の甘さをさらに引き立ててくれるのです。
スイカを食べる際に少しだけ塩を振ったり、
アイスに少しだけ醤油を垂らすことで甘さが
際立つのと同じですね。
実はわかさいもが開発された当初というのは
まだ和菓子に醤油を使うというノウハウが
無かった時代だったため、
これは全国的にも初めての試みだったそうです。
わかさいもはある意味、食文化の発展に大きく
貢献した和菓子とも言えますね!
まとめ
「サツマイモが採れない土地で焼き芋を作りたい」
という思いから誕生した北海道の銘菓わかさいもですが、
北海道の特産品を効果的に組み合わせたことによって
素材同士が旨味を引き立て合い、単なる焼き芋の
再現に留まらない逸品に仕上がっています。
そのため、地元の方々のソウルフードとして
愛されているのはもちろんのこと、
現在では全国的にもファンが増えているようです。
あなたもぜひお試し下さい!