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日本最北端の駅!稚内駅とはどのような駅なのか?

北海道で一番北にある稚内市。
日本国内の鉄道もここまで伸びてきているため、稚内駅は国内で最北端の駅として有名です。
「日本最北端の駅」として知られる稚内駅とは、どのような駅なのでしょうか。
最初は樺太航路への連絡駅だった
稚内駅は旭川から伸びる JR 宗谷本線の終着駅です。
国内の鉄道駅では最北の北緯 45 度 25 分 03 に位置し、「日本最北端の駅」や「最果ての駅」として知られています。

ちなみに、JR 線最南端の駅である鹿児島県南大山駅からは約 3000 ㎞の場所です。
開業は 1922 年で、北海道のさらに北で当時日本領だった樺太へ船で円滑にアクセスできるように設置されました。
開業当初の稚内駅は現在の南稚内駅にあり、1938 年に北防波堤ドーム付近に稚内桟橋駅が完成した際に現在地へ移転しました。
翌年には駅名も「稚内駅」と改称し、それまでの「稚内駅」が「南稚内駅」となりました。
日本が終戦を迎えた後、樺太との鉄道連絡船や稚内桟橋駅が廃止されたため、稚内駅は現在の「日本最北端の駅」となりました。
なお現在の駅舎は、2011 年に完成した 4 代目のものでガラス張りになっています。
またバスターミナルや観光情報施設も備えた「キタカラ」が入居しており、稚内を刊行する際に助けになるでしょう。
車止めの反対側に日本最北端の記念板が宗谷本線終着駅である稚内駅には、線路の先に車止めが設けられています。
そして車止めの反対側に「日本最北端の駅」の記念板が設置されており、大きな見所の1 つです。
記念板には JR 最南端駅である南大山駅の名前も一緒に記されているため、「一番北の駅にやってきた」という実感が持てるでしょう。
ちなみにホームの柱には九州の指宿駅や、東京駅・札幌駅・旭川駅などの駅からの距離が記されているのも見所です。
かつての駅舎付近に車止めモニュメント
日本最北端の駅を示すものは、線路先の記念板だけではありません。
実はガラス張り駅舎の前にも車止めのモニュメントもあって、注目すべきものです。


このモニュメントは現在の駅舎が開業した翌年に、「現在よりも最北端だった証」として稚内市が設置しました。
これは 2011 年に開業した現在の駅舎が、先代駅舎よりも 100m ほど南側に設置されているためです。
なお車止めのモニュメントから駅舎方向には、かつて敷設されていた線路のレールもそのまま残されており、駅舎の中も通っていてユニークな見かけになっています。
車止めモニュメントの先には港までの線路跡ちなみに車止めのモニュメントからしばらく先まで、線路の形をしたラインが引いてあります。
これは終戦直後まで運航されていた稚内桟橋駅までの線路跡を示しているものです。
現在もレールのラインに沿って散策できます。
稚内きっての観光スポットである北防波堤ドームに行くルートと重なるため、北防波堤ドームに出かける際に合わせて散策してみてはどうでしょうか。
独特な来駅証明書が
稚内駅は独特な来駅証明書が発行されることも有名です。
駅の窓口で購入でき、左側に稚内駅の位置が書かれた来駅証明の旨が、右側に線路端にある記念板の写真と駅の簡単な歴史年表が載っています。
もちろん、当駅でなければ手に入らないものです。
なお来駅証明書の値段は 340 円で、当駅オリジナルの入場券も 2 枚付いてきます。

まとめ

「日本最北端の駅」として有名な稚内駅についてご紹介しました。
かつて樺太への連絡船にアクセスするために開業し、その後連絡船が廃止されたため、
現在の「最北端の駅」となりました。
「最北端」らしく駅の随所に記念のモニュメントや名残があるため、列車の待ち時間にじっくり見てみると良いでしょう。
加えてノシャップ岬や、百名山に数えられる利尻山がある利尻島など観光スポットへの拠点でもあるため、当駅から周辺の観光地に出かけてみるのもおすすめです。

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