北海道の観光地

旅がもっと楽しくなる!北海道で使える方言集

北海道を訪れた際に、ぜひ味わっていただきたいのは「食」だけではありません。

土地に根付いた「方言」もまた、旅の魅力のひとつ。

今回は、北海道ならではの生活に根ざした、心あたたまる北海道弁をご紹介します。

現地の人と会話を交わす中で使ってみると、きっとぐっと距離が縮まりますよ。

北海道のソウルフード「ざんぎ」

北海道グルメの代表格といえば、やっぱりざんぎ
見た目はからあげとよく似ていますが、実はその味付けや調理法には北海道ならではの違いがあります。

「ざんぎ」は、鶏肉を醤油ベースのタレにしっかり漬け込んでから揚げるのが特徴。下味がしっかり付いているので、ご飯のおかずにも、おつまみにもぴったりです。地域やお店によって味付けが異なるので、食べ比べをしてみるのも楽しいですよ!

豆知識:
「ざんぎ」という名前の由来には諸説ありますが、一説には中国語の「炸鶏(ザーチー)」から来ているとも言われています。北海道・釧路が発祥とされており、今では道内全域で親しまれる定番料理です。

使い方の例:

  • 「このざんぎ、なまらうまいっしょ!」

  • 「道外のからあげとはまた違って、あずましい味なんだわ〜」

観光で北海道を訪れた際は、居酒屋や定食屋、スーパーのお惣菜コーナーなどで気軽に食べられますので、ぜひ一度味わってみてくださいね。


 北海道の寒さを表す方言「しばれる」

北海道の冬は厳しく、一部の地域では−20℃を超えることもあります。寒さが厳しい夜は、水道管が凍らないように「水を落とす」必要があります。

そんな、身を切るような寒さを北海道では「しばれる」と表現します。

使い方の例:

  • 「今日の夜はしばれるね〜」

  • 「しばれるから、あったかくして行きなよ」

ちなみに、−4℃を下回ると水道凍結の注意報が出されるほどですが、北海道民は気温を見ずとも「しばれる寒さ」を肌で感じ取ることができるんです。


 道外では伝わりづらい方言「あずましい」

「あずましい」は、北海道民にとってはとても大切な感覚を表す言葉。「落ち着く」「居心地がいい」といった意味を持ちます。

使い方の例:

  • 「温泉に他のお客さんがいなくて、あずましかった〜」

  • 「この席、広くてあずましいね」

  • 「時間に追われないから、あずましく過ごせたよ」

ちなみに、落ち着かない・居心地が悪い時は「あずましくない」と言います。


 超定番!強調表現に使う「なまら」

北海道弁で最も有名といえば「なまら」。これは「とても」「すごく」といった意味で、感情を強調する時に使われます。

使い方の例:

  • 「なまらうまい!」

  • 「なまら寒い〜!」

  • 「なまら欲しかったやつ、それ!」

標準語で言うと「超〜」や「めっちゃ〜」にあたります。ただし、やや男性的で訛りの強い言い回しでもあるため、全ての道民が使うわけではありません。


 親しみを込めた別れの言葉「したっけ」

「したっけ」は北海道民に広く使われている方言で、「じゃあね」「それではね」といった別れの挨拶に使います。友達や家族など、親しい間柄で使われるのが一般的です。

使い方の例:

  • 「したっけ、また明日ね〜」

  • 「したっけ、元気でね!」

また、「〜したら、こうなった」という接続語的な使い方もあり、

  • 「したっけ、やめとくわ」

  • 「したっけ、あの店行ってみるか」

というように、軽い流れの中でもよく使われます。


「なげる」は「捨てる」? 意外な意味の北海道弁

北海道弁では「なげる」は「投げる」ではなく、「捨てる」という意味で使われます。

使い方の例:

  • 「そのゴミ、なげといて〜」

  • 「この袋、なげる場所どこ?」

ただし、本来の意味で「投げる」と言いたい時は、文脈で判断されます。「ボールをなげる」は投げる動作ですが、「いらなくなったボールをなげる」は「捨てる」という意味になるのがポイントです。


おわりに

北海道の方言には、その土地で生きてきた人々の暮らしや感情がギュッと詰まっています。観光で訪れる際には、ぜひ北海道弁をちょっとだけ使ってみてください。「なまらうまい!」なんて言ってみたら、お店の人の笑顔が返ってくるかもしれませんよ。

したっけね〜!

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