札幌に住んでいる人なら一度は口にしたことがある「月寒あんぱん」。
明治時代に誕生し、以来札幌市民に広く愛され続けています。月寒あんぱんに使っているのは、北海道産小豆100%のこしあん
。食べ応えのある味わいは、道外の人にも人気です。
今回は、そんな月寒あんぱんの魅力を詳しくご紹介していきます!
目次
明治時代から100年以上の歴史を誇る、月寒あんぱん
月寒あんぱんの歴史は明治時代に遡ります。明治7年に銀座で大人気だった「桜あんぱん」の噂を聞いた人が「こんな味かな?」と想像をしながら試行錯誤して作ったのが始まり。
それを「ほんま」初代の本間与三郎氏が受け継いで、今の月寒あんぱんの形を作り上げました。
月寒あんぱんはレンガの「トンネル窯」と呼ばれる窯に炭を入れてじっくりと焼き上げる製法で、あんこのずっしり感と甘さを感じられる味わいとなっています。
明治時代当時は、月寒に道内最大の軍隊が置かれていました。
月寒あんぱんは、甘いものが大変貴重だった当時、軍で働いていた人を中心に人気を集めたそうです。
明治44年には月寒から平岸にかける道路を軍と住民が協力して作り上げました。
その時に月寒あんぱんを提供していたことがあり、「アンパン道路」と名付けられたといいます。
月寒あんぱんの製法を受け継いだ「ほんま」は、戦後も伝統の味わいを作り続け、現代にもその美味しさを伝えています。
月寒あんぱんに使われているこしあんは、北海道産小豆100%使用!
月寒あんぱんの特徴は、月餅のような形。
中に入っているこしあんは、北海道産小豆100%となっています。
月寒あんぱんは歯ごたえなどの触感を大事に作られているそう。薄い生地で包まれて焼き上げられた月寒あんぱんは、ずっしりとしていて食べ応え抜群です。
餡を包んでいる生地も、明治時代からの製法そのままで作られていて、味わいはこしあん以外に、黒糖あんや南瓜あん、黒胡麻あん、抹茶あんがあり、すべて餡がギュッと詰まっています。
月寒あんぱんは、ネットでも購入可能です。
50年以上前から変わらない製法で作られている「月寒ドーナッツ」も北海道産小豆100%のこしあんを使用!
細長いスティックタイプの「月寒あんぱんスティック」も食べやすくて人気です♪
まとめ
月寒あんぱんの本店は札幌市豊平区の「月寒中央駅」に直結しています
。観光で来ている場合は少し行きづらい場所なので、お土産用で欲しい方は、大通駅すぐにある大通ビッセ内の店舗に行くのがおすすめです。明治時代から続く伝統の美味しさをさ、札幌に来た際にはぜひ味わってみてください。
月寒あんぱん本舗のアクセス情報
〒062-0020 北海道札幌市豊平区月寒中央通8丁目1−10
TEL 011-851-0817
※情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします