北海道の観光地

札幌市の花・鈴蘭とは?特徴や花言葉について

「花」と言うと、やはり暖かい地域でよく見られるというイメージを持つ方も多いと思いますが、寒い地域には寒い地域特有の美しい花が咲きます。

今回は、北海道札幌市の花として認定されている「鈴蘭」の魅力についてご紹介していきたいと思います。

鈴蘭とはどんな花か?

まずは鈴蘭とはどういう花なのか?という点について解説していきたいと思います。

鈴蘭はスズラン亜科スズラン属に分類される多年草で、鈴蘭以外にも「君影草」や「谷間の姫百合」と言った別名もあります。

日本では主に東北地方や北海道の高地などの寒冷地に多く見られ、特に北海道では広く分布しているため親しまれており、札幌市を象徴する市の花として認定もされています。

暖かい地域よりも寒い地域を好んでおり、4〜6月頃にかけて小ぶりで可愛いベルの形をした花をたくさん咲かせます。

また、鈴蘭の花は非常に香り高いというのも特徴です。

ちなみに鈴蘭は

・再び幸せが訪れる
・純粋
・純潔
・謙遜
・意識しない美しさ

と言った花言葉があるようです。

鈴蘭の品種は大きく分けて2つ

一言に鈴蘭と言っても実際は大きく分けて2つの種類があります。

まず一つ目がニホンスズランで、こちらは先程もご紹介した東北・北海道に多く自生しているものです。(札幌市の花に認定されているのもこちらです。)

そして、もう一つがドイツスズラン。こちらはヨーロッパ原産の種類で、園芸などでよく見られるのはこちらとなります。

ドイツスズランはニホンスズランに比べて花が大きく、香りもより強いのが特徴で、花の色も白だけではなく、ピンクや赤などがあります。

毒性があるので取り扱い注意!

可憐な花を咲かせる鈴蘭ですが、実は毒を持っている植物でもあります。

鈴蘭の毒は花から根まで全身に含まれており、摂取してしまうと嘔吐や頭痛、目眩や心臓麻痺などの症状が出てしまうので、誤って口にしてしまったりしないように注意が必要です。

また、鈴蘭の葉は北海道でよく見られる山菜の行者ニンニクの葉と似ているため、誤って食べてしまうケースが多いようです。山菜取りの際は十分に注意しましょう。

その他、鈴蘭の毒は特に花や根の部分に多いため、もぐら等の被害が酷い場合などに植えることで被害を軽減することが出来るんだとか。

鈴蘭が見られる観光地は?

鈴蘭をメインとした観光地と言えば、やはり「芽生すずらん群生地」は外せないでしょう。

芽生すずらん群生地は北海道平取町にある観光スポットで、その広さは焼く15haと野生の鈴蘭の群生地としては日本最大の規模を誇ります。

自然保護のため、一般公開されている期間は5月下旬から6月中旬までの約1ヶ月に限定されますが、鈴蘭の花の儚げな美しさと豊かな香りを存分に楽しむことが出来ますので、あなたもぜひ一度足を運んでみて下さい。
今回は札幌市の花である鈴蘭についてご紹介させていただきました。

鈴蘭は毒を持っているという点には注意が必要ですが、そこにさえ気をつければ自宅で栽培することも十分可能ですので、園芸が趣味の方は庭などに植えてみるのもいいでしょう。

ただし、ニホンスズランはドイツスズランに比べて寒い場所を好む傾向にあるので注意が必要です。風通しが良く、直射日光が当たらない日陰などに植えるといいかもしれませんね。

あなたもぜひ、鈴蘭の美しさと香りを楽しんでみて下さい。

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