雄大な大自然の広がる北海道では、他の地域には生息していない固有種が存在しています。
例えば「エゾリス」や「蝦夷モモンガ」「蝦夷なきうさぎ」などいずれ
も北海道に生息しているとっても愛らしい小動物です。
北海道といっても広大な土地が広がっていますし、
具体的に住んでいる場所か習性をご紹介します。
エゾリス
エゾリスは北海道全域に生息しています。ミズナラ・カシワなど、
餌となる木がまとまって生えている場所にいる可能性が高いとされています
。特に帯広は森が多いこと、餌の朝鮮五葉松が多いのでよく目撃されています。
ときには札幌の市街地でエゾリスの姿を見かけることもあります。
エゾリスは主に夜明け前より活動をはじめ、昼過ぎには巣のなかに戻ってしまいます。
そのため朝早い時間のほうがエゾリスに遭遇するチャンスがあります。
エゾリスは真冬になっても冬眠をしません。群れを作らず、
秋になるとどんぐりをせっせと埋めて冬の貴重な食料としています。
エゾリスは、頭から胴にかけて23センチ尻尾の長さは20センチもあります。
体重は300~400グラムで
夏毛は、茶色が多く冬毛になるとやや白っぽくなるのが特徴です
活動時間帯は季節により違いがありまります
蝦夷モモンガ
小さな体に大きな瞳の蝦夷モモンガは、北海道の平地から
山岳部など森や林の多い場所に生息しています。北海道全体にいるので
道民であれば、ときどき見かけることもあるようです。
北海道にの円山動物園でも飼育されているので、
絶対に見たいのであればおすすめです。
ちなみに日本だけでなくロシアにも分布しています。
例えば十勝平野や公園、大雪山国立公園など
雑木林でも蝦夷モモンガがよく目撃されています。
足から尾っぽの先まで20cmほどしかなく
「空飛ぶハンカチ」の異名がついているのです。
夜行性でほとんど木の上にある巣穴で
生活しているため、地面に降りることはほとんどありません。
樹木、花、芽、樹脂などを食べており、昆虫も食べるそうですよ。
蝦夷なきうさぎ
手のひらサイズでまんまるの体型が
かわいらしい蝦夷なきうさぎは、北海道の限られた場所
でしか生息していません。
主に中央部になり北見山地や大雪山系、
夕張山地や日高山脈などの標高の高い場所にのみ生息しており
、岩の積み重なったがれ場に巣を作り生活しています。
がれ場は、オコジョやキタキツネなどの捕食者からの
逃げ場としても最適です。
草木、茎、葉、花などをせっせと集める愛らしい姿を
楽しめることもあって人気です。
真冬でも冬眠をせず、キチッキチッと独特の鳴き声を
4回以上繰り返し鳴きます。暑さに弱いので12℃温度が適温と
されています。
■まとめ
日本では北海道にのみ存在する
エゾリス・蝦夷モモンガ・蝦夷なきうさぎが自然
の環境で生息しています。真冬の北海道でも強く
生き抜く小動物に一度は出会ってみたいものですね。