北海道・札幌市豊平区。地下鉄東豊線「豊平公園駅」からすぐの場所に、まるで森の中に迷い込んだような感覚を味わえる都市公園「豊平公園」があります。
ここは、かつて農林省林業試験場があった場所を活用し、1977年に開園された自然あふれるスポット。面積は約7.4ヘクタールにおよび、高木が立ち並ぶ樹林帯や野草園、広場などが広がり、街の中で“自然と暮らす時間”を提供してくれる場所です。
目次
🐿️ 雪の森で、ふわふわの訪問者に出会う

冬のある朝、まだ足跡も少ない雪道を歩いていた時のことです。枝を揺らす「カサカサ…」という音に気付き、見上げると、木の上をすばやく移動するふわふわの長い尾を持ったエゾリスの姿が目に入りました。
2匹で行動していたようで、うち1匹が木を降りると、雪の中に埋めておいた木の実を掘り出して食べ始めます。その仕草の愛らしさに、寒さも忘れてシャッターを切りました
偶然出会った方は「ここにはエゾリス、いつもいるよ。朝来るとよく見られる」と笑顔で教えてくれました。
実際、豊平公園は“リスの楽園”として知られており、バードウォッチングや自然観察のスポットとしても人気を集めています。
🐦 森林の記憶を残す園内
かつて試験場として多様な樹種が植えられていた背景から、園内には自然に近い森林環境が形成されています。
冬の豊平公園は、落葉した木々のすき間から野鳥を発見しやすく、実はバードウォッチングに最適な季節なんですって。
雪に包まれた静かな園内で、寒さに負けず活動する数々の小鳥の鳴き声が、ひときわ鮮やかに響き渡ります。

🍀 緑のセンター ― 花と緑に出会える場所

公園の中心施設「豊平公園緑のセンター」は、植物とふれあい、学びを深められる拠点です。
-
アトリウム・温室:季節の展示会や観葉植物の展示があり、冬でも緑と花を楽しめます。アザレアやゼラニウムの展示会も好評。
-
緑の相談コーナー:園芸に関する疑問や植物の育て方などを、専門スタッフが丁寧にアドバイス。
-
緑の図書コーナー:3000冊ほどの植物・自然に関する書籍を自由に閲覧可能。
-
講義室(有料):市民向けの講座やワークショップが開催され、緑に関する知識を深める場として人気です。

かわいい椅子やベンチもありました。
自動販売機もあるので、寒かったので、緑のセンターで休みました。

緑のセンターの中では、寒い冬でも植物を見ることができました。
♿ 誰もが楽しめるバリアフリーな公園
豊平公園と緑のセンターは、バリアフリーにも配慮された設計です。
-
身障者用トイレ(センター内)
-
身障者用駐車スペース:3台分
-
園路は舗装され、車椅子でも安心して移動可能です。
🏊 周辺施設も充実
-
豊平公園温水プール:屋内プール施設で、年間を通じて水泳やアクアビクスが楽しめます。
-
北海道立総合体育センター(北海きたえーる):スポーツ大会や音楽イベントも開催される多目的施設。
🚃 アクセス
-
住所:札幌市豊平区豊平5条13丁目
-
交通:地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口すぐ
-
駐車場:あり(身障者用含む)
✍️ まとめ:森と都市が共存する、札幌の貴重な空間
都市のすぐそばにありながら、エゾリスや野鳥たちの暮らす森が広がる豊平公園です。
ここでは、季節ごとの自然の表情を感じながら、静かに生き物と向き合う時間を過ごすことができます。
忙しい日々のなかでふと自然に触れたくなったとき、ふわふわの尾を揺らすエゾリスに会いたくなったとき、
「豊平公園」へいってみてはいかかでしょうか?
小さな命とつながる、あたたかなひとときが、きっと待っています。
※情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認すること
をおすすめします