全国に流通しているゆり根はなんと99%が北海道産!
古くから薬用としても親しまれていて栄養価が高いだけではなく、ほっこりとした食感も人気のひとつ♪
今回は、そんな北海道産のゆり根の特徴や保存方法、調理方法、栄養価についてご紹介していきます。
ゆり根とは?
ゆり根とは、コオニユリやオニユリなどの葉が変形した隣茎のこと。欠片が合わさって花のようにみえることから「ゆり」の名が付いたといわれています。
現在生産されているゆり根の9割以上が、苦みが控えめで食べやすいコオニユリとなっています。
畑に植え付けるまで3年、そこからゆり根として収穫ができるようになるまで3年と、実際に食べられるようになるまで、かなりの時間がかかります。
また、一度ゆり根を植えた畑には、少なくても7年間植えることはできないそうです。北海道で育てられている作物の中でも、ゆり根を育てるのはかなり大変だといえるでしょう。
ゆり根の保存方法と調理方法
北海道産のゆり根を購入する時は、大きいサイズで色が白いものを選ぶようにしましょう。
それぞれの破片がしっかり膨らんでいて、張りがあるゆり根は新鮮な証拠♪
おがくずに入ったゆり根を購入したなら、そのままの状態で袋に入れて冷蔵庫に保存すれば、ひと月は持ちます。おがくずに入っていない状態なら、新聞紙などの紙に包んで冷蔵庫に保管してください。欠片を剥がした場合は、蒸したり塩茹でしてからラップで包んで冷凍庫に入れておきましょう。
調理方法は、おがくずをまず綺麗に水で洗い流し、欠片をひとつずつ取ります。下ごしらえで茹でる場合は、湯を沸騰させて1~2分塩茹でするのがおすすめです。
蒸し焼きにしたり、揚げ物にしても美味しいですよ♪
ゆり根の栄養価
ゆり根は炭水化物が多く、食べるとエネルギーとなります。また、カリウムの含有量が野菜の中でもかなり多いのも特徴!
高血圧対策にもなりますし、肝臓に溜まった老廃物を排出させやすくするなど、健康的な作用が多いことも分かっています。
また、ゆり根は古くから精神を落ち着かせたり、ストレス解消用の鎮静剤として中国や日本で使用されてきました。
北海道のゆり根の旬は秋の終わりから冬。
温かい料理に北海道産のゆり根を加えて、ぜひ煮物や揚げ物料理を作ってみてくださいね。