北海道札幌市の中心部から南にある南区真駒内に札幌が開拓された歴史と、その開拓に尽力したエドウィン・ダンの実績を保存・展示しているのがエドウィン・ダン記念館です。
エドウィン・ダン記念館は、木造でできている建物で、緑の屋根と白塗りの壁というモダンな作りが特徴となっています。
春から秋にかけては、エドウィン・ダン記念館の外には、テーブルなどもおいてあり休憩もできます。
目次
エドウィンダン記念館とは?
エドウィン・ダンは、北海道の畜産業の普及と発展のために明治の時代に、アメリカから招かれた外国人指導者のひとりと言われています。
エドウィン・ダンは、北海道で、
・酪農
・乳製品や食肉の加工技術
・農作業を大型農具を使用して行う技術の伝承
などを伝えています。
エドウィン・ダン記念館は、1880年に札幌市南区真駒内に開拓史牧場を開いた時の事務所を、有志によって現在地に移転、記念館として残されています。
展示資料館として、
・種畜場の模型
・道内の洋画家「一木万寿像」の油絵23点
など史実はもちろん、その当時の苦労したエピソード、エドウィン・ダンの人柄、フロンティ精神なども伝えています。
エドウィン・ダン記念公園の中には、ダンの銅像やカモのいる「ひょうたんの池」などもありのどかな雰囲気いっぱいです。
エドウィンダン記念館に実際に訪れた人の感想は?
エドウィン・ダン記念館に実際に訪れた人の感想は、以下のようになっています。
・その当時のままの古い建物なので風情があってホッとさせてくれます。
・冬季の期間は、ほとんど閉館していますが、雪景色の中で見る記念館は本当に風情があって素敵です。
・エドウィン・ダンがどういう人なのかという親近感の沸く資料がたくさんありました。
・北海道といえば、クラーク博士と思ったけど、エドウィン・ダンの方がクラーク博士よりも長く北海道で尽力していたことを初めて知った。
など、北海道を開拓した外国人として、クラーク博士よりも知られていないエドウィン・ダンの魅力を存分に知ることができる記念館と感じる人が多いようです。
「少年よ大志を抱け」で有名なクラーク博士が北海道に滞在していたのは1年未満。しかし、エドウィン・ダンは、10年近くも北海道で尽力したというのですから驚きです。
記念館の入館料は無料ですが、
・夏季(4月1日~10月31日)までは、毎週水曜日が休館日
・冬季(11月1日~3月31日)は、金・土・日のみ開館
となっているので注意が必要です。
まとめ
北海道の開拓に尽力した外国人として、クラーク博士より知名度は劣るものの、エドウィン・ダンこそ北海道の発展に尽力した人ということがわかるエドウィンダン記念館は、札幌市の中心部からかなり南に位置するところにあります。
山や緑などの自然豊かな札幌市南区にあるモダンでレトロな雰囲気いっぱいの記念館で明治の時代を感じながら過ごすひとときを過ごしてみてはどうでしょう。
エドウィン・ダン記念館のアクセス情報
公共交通機関の利用方法は、札幌市営地下鉄南北線真駒内行きに乗車し、「真駒内駅」で下車。
徒歩10分~15分程度で記念館に到着することができます。
エドウィン・ダン記念館は、専用駐車場がありませんので、できれば公共交通機関を利用して訪れるようにすることをおすすめします。
住所 〒005-0015 北海道札幌市南区真駒内泉町1丁目6
TEL 011-581-5064
※情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします